ライブとUX〜藤原さくら編【○○とUX】

7月15日、藤原さくらのライブ@日比谷野音に行ってきました。

 

ライブ自体もまさにタイトル通り「野外音楽会」で素晴らしかったのですが(これはそのうち書く)、終演後のUXが感動モノだったので思わず書いちゃいました。

※ちなみに藤原さくらを「月9ドラマに出てた人だな〜」くらいのイメージしかない方はこの動画見てみて。こんな感じの素敵な音楽やってるよ。

 

 

終演後、ライブセットリストへのリンクがQRコードで配られる

 

大満足の3時間が終わり、「いやー良かった。Twitterで誰かセットリストまとめてないかな。」など思いながら、スマホを起動しながら出口へ向かっていたとき。 

出口でこんな紙を貰いました。

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裏にはこんなものが。

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このQRコードを読み込むと…こんな画面になって…

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その後は

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こんな感じ。読み込んでから僅か2クリックで、今日のプレイリストが手に入ります。

 

「余韻に浸りながら帰りたい」と元から思っていたところ、この一枚の紙によって、プレイリスト登録の手間が大幅に削減できました。*1

その結果、日比谷公園を出る瞬間には最初の曲を再生し、興奮冷めやらないうちに余韻に浸れるように。余韻をずっと残したまま、素晴らしい帰り道を過ごすことができました。

 

 

【学び】ハレの日の満足度を高めるために、ハレの日の後の体験もデザインする

 

イベントなどを設計する際、ついその数時間の価値ばかりに目が向きがちですが、イベントまでの行き帰りまでがユーザにとっては「イベント体験」とも捉えられます。

できるだけ気持ちを高めてもらう、あるいは余韻をできるだけ残してもらう。その観点も持ちながらハレの日をデザインすることが大事そうです。

*1:これ、プレイリストを自分で作って余韻に浸る習慣がない観客にも、もしくは曲名が分からない観客にも、「ライブで聴いた曲を聞いて、余韻に浸りながら帰る」という新たな楽しみ方を提案していますよね。

その意味で、ビジネス的に見ても、サブスクリプションサービスでの再生数向上(=アーティスト側の収益向上)にも繋がりそうな良い施策だなあと。